三浦電機が道内各地に風車 上勇知には3万キロワット級建設

 中央1、三浦電機(三浦正貴社長)は、稚内、豊富地区はじめ後志管内の岩内、共和町の風力発電施設建設に着手している。
 同社は電気工事業務以外に、太陽光発電事業など再生可能エネルギーの分野に10年以上前から参入しているが太陽光の売電価格が下落傾向にある中、新たな事業展開として稚内など風の強い地域での風力発電事業に平成26年から取り組んでおり、上勇知と豊富町有明地区の2カ所に最大出力3万㌗の風力発電施設を建設する。
 平成27年から風力、風向きのデータを1年間かけ取り、その後、環境アセスメントなどの課題をクリアするため現在も調査や住民説明会を行っている。
 岩内、共和町でも同様の手順を踏み、各3万㌗の施設建設にむけ平成27年から着手している。
 稚内地区での稼働は早くても平成33年度になるという。
 三浦社長は「風車稼働まで最短でも7年はかかる。風力発電の売電価格も下落傾向にある上に環境アセスのハードルは高いが、全てをクリアし一日でも早い稼働を目指して行きたい」と話していた。

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