「次世代に繋ぐため」 後援会の夕べで工藤市長が市政報告

 工藤市長の市政報告会並びに後援会の夕べが1日夜、海員会館で500人が参会し開かれた。
 風無成一後援会長は「市政2期目も2年4カ月経過し、休むことなくマチの発展のため多忙な日々を過ごしている市長を後押しするため有意義な夕べにしましょう」などと主催者挨拶。続いて武部衆議(代理)、吉田道議、中田会頭が「稚内のトップセールスマンとして、これからの手腕に期待しています」などと挨拶した。
 工藤市長はこの6年間は「あっという間に過ぎた」と振り返り、子供たちがこの街にプライドを持てるよう取り組みを進めてきたとし、2期目は産業、都市、交通の3つの基盤に光を当てたことで「道北に目が向けられていることを実感している。このフォローの風を事業の実現に結びつけたい」と力を込めた。
 勇知地区の国営総合防災農地事業がスタートし、広域観光周遊ルートに指定された事業が一つずつ進んでいる―とし、送電網整備事業も来年度から具体的に動き出すこと、空港の一括民営化について報告した中、JR問題に関しては「北宗谷に多くの観光客を招く交通手段の一つとして必要であり、生活の足を守るもの。今後も具体的に話を詰めていきたい」と話し、最後に「持てる力を発揮し次世代に繋ぐために、一つ々々着実に実現していく必要がある。引き続き皆さんの支持を賜りたい」と残りの任期に向け抱負を語った。
 このあと、中井市議会議長の乾杯の音頭で後援会の夕べが始まり市長夫妻はテーブルを回り感謝の言葉を述べ、景品が当たる抽選会など終えたあと、永井町内会連協会長の三本締めで散会した。

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