時の話題 「九月長月」
菊月、色取月ともいわれる9月になった。元々、最北のマチの夏は短いのだが、この数日、お天道さまが見える日中は別にし朝方、夜はめっきり涼しくなり秋めいてきた。
巷では本州の8月天候が不順で野菜の収穫が思わしくなかったことからキュウリなど野菜類の価格が高くなっており、寒くなっていくにつれ食べる機会が多い鍋物を楽しむ回数が減るのでは―との声があるようだが、Jアラートのけたたましさに驚いたよう、北朝鮮のミサイルの方が日本列島に住む者の脅威になっている。
グアムや米国本土を目標にしているミサイル開発にとって日本列島を越える打ち上げは今後増えるだろうし、その際間違って日本列島に着弾したら、太平洋上の船は?など心配は尽きない。
経済制裁を加えミサイル発射を思い止ませるといっても中国やロシアなどが石油輸出などストップする様子はなく逆に増加しているというデータもある。
まさに一触即発の現況下にあるといっても過言でなく、国家の指導者は英知を傾け事に当たることを願う。
心配ばかりしていてもしょうがないところに、高橋英生さんが亡くなり案じていた上勇知南部の「ぎゃらりい華」「あとりえ華」がこれまで通り開館されることになった。
ギャラリーでは9月中、北の水彩の会の作品展が開かれ、アトリエのカフェは9月中旬からの営業を予定している。
奥さんの孝子さんから本紙に「高橋英生が設けたぎゃらりい華をこれからもよろしくお願いします」との手紙があった。