心のこもったもてなし 人気レストラン経営者が講演
宗谷観光連盟主催のおもてなしの心を学ぶセミナーが22日夜、ANAクラウンプラザホテル稚内で開かれ、人気レストラン経営者から客に対する心のこもったおもてなし術を学んだ。
出席したホテル、飲食など関係者ら80人余りを前に、吉井稚内観光協会長が「北海道観光は景観と食は一流である一方、サービスに関しては三流と言われることがあり、セミナーを通じておもてなしの心を学んでほしい」と挨拶。日本で最高峰のもてなしを提供するといわれるレストラン「カシータ」を都内で経営するサニーテーブル(東京)の高橋滋社長が「お客様に真剣ですか?」と題し講演した。
レストラン経営でホテルや航空会社からサービス面を学んできたという高橋さんは「良いサービスはどんどん盗み、自分の仕事に取り入れる。客に対しては名前で呼んだりし人としての温かみを感じてもらえることが大切」と語り、世界各国を旅している経験から日本の観光地はカードが使えない所が多いことを指摘し「稚内でもタクシーなど交通機関、飲食店などでカードがもっと使えるようにするべき」と話していた。