日本海陸網をトップに今月30日に解禁 秋サケ定置網漁予想はオ海減、日本海増
宗谷管内の秋サケ定置網漁は30日の日本海北部(稚内~宗谷)陸網を皮切りに沖網9月3日、オホーツク海西部(宗谷~枝幸)の陸網が9月3日、沖網8日に解禁される。
操業統数は日本海北部が稚内漁協12カ統、宗谷漁協3カ統、オ海西部は宗谷漁協6カ統、猿払6カ統、頓別漁協3カ統、枝幸漁協21カ統の51カ統。
昨年の最終数量は207万22匹(前年対比34%減)。オ海西部188万8024匹(同36%減)日本海北部18万1998匹(同2・7%減)。数量は過去10年間で5番目に低かったものの、全道的な水揚げ不振で1匹当たりの価格は平成に入って初めて2000円を超え、金額は42億6163万円とオ海、日本海合わせて過去2番目に多かった。
今年の本道への来遊予測は、昨年に比べ98万8000匹少ない2480万6000匹(昨年見込み対比3・8%減)。オ海西部208万2000匹(同12・4%減)、留萌含む日本海北部86万4000匹(同4・7%増)。
宗谷海区漁業調整委員会は今年のサケ定置網漁について、来遊数は昨年を下回る予測をしているが、1匹当たりの価格が今年も高値になるかもしれないと全体的には好漁予想をしている。