時の話題 「7月の終わりに」
20日頃だったか、本紙に日照時間が平年の3分の1しかないとの記事が載った。風も収まらず稚内らしい天候と揶揄されるも、その頃を境に俄に夏らしい天候となり、先週は連日23度、24度まで気温も上がり〝稚内らしさ〟も薄れてきている。
政治は自民党、民進党ともゴタゴタ続きで挙げ句に稲田、蓮舫両女史が役職を辞任したことで東京都知事である小池女史の株が上がっている。側近が息巻いているよう都民ファーストの会の国政進出はあるのか。
東京や名古屋、大阪など大都市は兎も角、地方で橋頭堡を築くのは大変なことで、小池女史は自民党もしくは民進党と組み初の女性宰相を目指しているのでは―と下種の勘繰りをしている。
稚内は「海の月間」ということもあるのか大日向海斗君、山崎純佳さんら水泳陣の活躍が際立ち、基幹産業の水産もホタテ、ナマコタコが上々で、沖底の夏漁オオナゴも6月解禁以来、今も漁が続いている。
来年の全国大会を控えている「稚内ホタルの住む古里を作る会」(阿部勇会長)では平沼道弘前会長亡き後もしっかりと準備進めており、先日にはホタル羽化にも成功した。稚内にも昔、ホタルは生息しており遡ること木村八潮さん(市議)から続くマニアックながら活動成果を具現化し稚内というより稚内人の心意気を全国大会で見せてほしいものだ。
大小の風力発電事業の動き、珪藻土やホタテ貝殻の移出、サハリン航路のペンギン号の活躍等々、話題が尽きないが書き切れるものでない。読者の方々の健勝お祈り申上げる。