幼児虐待5件に増加 旭川児相分室4~6月受理状況
旭川児童相談所稚内分室は今年度第1・四半期(4~6月)の相談受理・措置状況をまとめた。
全体で112件(昨年同期101)受理し、稚内は54件(同47)と多子世帯による兄弟受理分が増えた。
相談種別では養護相談22件(同25)、言語発達障害等16件(同27)、自閉症12件(同16)などのほか、全体の4割を占める未分類45件(同14)の内訳は、言語発達障害等が大半になる―とし、年齢別では6歳までの未就学児が6割以上を占めた。
虐待通告25件(同17)のうち、虐待認定は2割の5件(同3)。内訳は心理的4件、身体的1件でいずれも軽度な虐待だった。
上野敏哉分室長は「近隣住民などからの相談が増え、早期発見し対応ができた。市町村との連携は勿論だが、住民の支援と協力を大切にし対応にあたりたい」と話していた。