自転車観光を推進 道開発局が稚内など巡るきたルート決定

 道内でのサイクルツーズムを推進しようと道開発局が道北など5つのモデルルートを決定したことを受け、稚内開建は宗谷管内の国道沿いにルートを示す案内表示を設置した。
 欧州や台湾などアジア圏での富裕層に人気があるサイクリングをきっかけとして、外国人観光客などの誘致を図ろうと、道北では和寒町を出発点に稚内、利尻まで17市町村を結んだ全長350㌔の「きた北海道ルート」が設定された。
 きたルートは国道40号と238号、道道の利尻富士利尻線を巡るコースで、信号が少なく真っ直ぐな道と天塩川沿いなど雄大な景色が魅力であるとし、宗谷岬がゴールとなっている。
 開発局では潮見4・5の交差点などに自転車マークが描かれた案内表示を設置し、15日から始まった実証実験ではコース利用者から走りやすさや景観などの評価を専用のサイトで受け付けるとともに、秋には旭川から宗谷岬までを走るツアーなどを実施する中で参加者の声を聞き、走行環境の改善策や受け入れ環境の充実などを探っていきたいとしている。

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