道要望で整備に前向き言質 商工会議所、商工会連合会の東京要望は武部衆議と

 稚内商工会議所の中田会頭ら3役と宗谷管内商工会連合会の中村会長らは11~13日まで札幌、東京の行政機関を主体に宗谷管内としての課題克服の要望をしてきた。
 11日の道庁ではサハリン出張中の高橋知事に代わり辻副知事が応対し、中田会頭の「宗谷線の維持は均衡ある道内の交通体系維持にも重要なことで特別に提案するものです」との要望に辻副知事は「宗谷管内にとってインフラ整備はカギとなり交通網脆弱を打破するためにもJRは存続に向け行動したい」とし日本の食料基地としての役割を担うためにも空路・鉄道・道路の交通インフラの充実に向け取り組むとした。
 12日の東京での要望には武部衆議と一緒に行動し、国交省の鉄道、港湾、道路、北海道4局では「社会資本整備が遅れているので着実な整備を」との要望に対し「ポテンシャルが高い宗谷は国にとっても大切な地域であり真摯に取り組んで行きたい」(田村北海道局長)と答えていた。
 要望活動を終え帰市した達商工会議所専務理事は「地域の事情は理解してもらっており、これから宗谷地域総合開発期成会(会長・工藤市長)も札幌、東京要望を行うので、私どもの動き含め地道に繋いで行き地域の実情を理解し予算措置してもらうストック(貯蔵)効果になっているものと思っている」と話していた。

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