市長ら定期航路でサ州へ 記者懇で訪サ日程など明らかに
工藤市長は10日開いた記者懇談会で、11~14日までの日程でサハリン州を訪れ、稚内・コルサコフ定期航路利用促進合同会議及び友好都市経済交流促進会議に出席することなどを明らかにした。
工藤市長、中井市議会議長、藤田稚内日ロ経済交流協会長ら関係者15人が11日、サハリン定期航路で渡航する。
12日の稚内・コルサコフ定期航路利用促進合同会議について市長は「ここでしっかりネジを巻かないと今年は厳しい結果になってしまう。お互いに利用促進に繋がる色々な知恵を出し合いたい」などと述べ、13日にネベリスク市で開く友好都市経済交流促進会議では稚内市と3都市(ネベリスク、コルサコフ、ユジノサハリンスク)で農業や水産業など含めた経済界の活動状況の報告や協議などが行われると話した。市長は「今後の発展に繋げるためにも意見交換をしっかりしていきたい」と述べた。
このほかネベリスク市友好都市45周年を記念した祝賀コンサートに出席し、両市で開催を予定している子供たちの絵画展覧会(稚内市は7月下旬に市立図書館開催予定)に向け出品作品を交換する。28日にネベリスク市で開くサマーフェスティバルに合わせ声問海岸で友好都市45周年を記念した「友好の火」(野焼き)を両市で実施するほか、8月18~22日にネベリスク市の芸術学校に通う13~18歳までの子供たちと指導者を稚内に招くことを明らかにした。
稚内空港の利用状況については定期便は5、6月とも順調に増えており7~9月の予約も増加傾向にあるとし、FDAチャーター便は昨年より便数が多いので9月初旬までの運航に期待したい―と話していた。