時の話題 「別れの季節で一言」
彼岸荒れには早いが今冬一番の大荒れとなったものの、いつもの白魔の比でなく「こんなものか」との思いを募らせている。
あまりの猛吹雪にならないということは人の動きも物流も滞りないようで経済面では損失もさほどなく、あとは春を待つばかりであればいいのだが。
春は別れと出会いの季節であり、別れの一弾目として来週水曜日の3月1日には公立高校と大谷高など私立高校の卒業式がある。今の18歳というのは昨年投票権が与えられたよう大人の責任もある。40年以上前の私どもの18歳の時には親の庇護の下、筆者などはさほど将来の事も考えず進学させてもらい青春を謳歌させてもらった。
悩みも、思うようにならない社会に呻吟しながらも当時の仲間たちと人生を語り合い、マージャンやパチンコなど遊び惚け学業は一切しないに近い状態だったが、その青春時代の経験がその後の人生の糧になった。
高校卒業後は進学、就職と進路は分かれるが、それ以降に出会った人は学校にあっても会社にあっても人生への影響は大きく、それを自分の肥やしにし羽ばたく奇貨にしたい。
高校のあとには中学校、小学校の卒業式もある。自分自身の基礎を築く大切な時期であり、すくすく育つのもいいが幾らかひねるのもあってよく、そういうことでは順風満帆よりは障害があった方が後々にはいいような気もしないではない。
今の努力は10年後、20年後のためだと心に念じ、楽より苦の道選択し生きる術を会得すると共に、他人の本当の心を察知できる人間になってほしい。