初妊牛の価格高騰 ホクレン市場で1頭90万円の高値
ホクレン豊富家畜市場のホルスタイン初妊牛の価格がこれまでになく高騰している。
離農により出回る初妊牛が少なくなっていることや大規模経営農家に引張りだこなことで全国的に価格が高騰しているが、豊富市場でも、それまで50~60万円の価格が昨秋から一気に90万円に跳ね上がっている。
山田大介ホクレン稚内支所酪農係長によると、例年、初妊牛の需要が高まる春先から前倒しされた格好で今までにない価格をつけており、頭数が増える見込みもなく今後もこの高値が続くかもしれないとしている。
また、ホルスタイン同士の仔牛より、ホルスタインのメスに和牛のオスを種付けした肉牛の仔牛(F1)も高値で取り引きされていることから、今後のホルスタインの減少も懸念されている。