悪天拘らず実施 稚内消防署が海中転落想定し訓練
稚内消防署は26日夜、天北2号埠頭の海で夜間水難救助訓練を行い、現場対応を再確認した。
海での訓練は5~12月まで行っているが、毎年秋に1回実施しているだけの夜間訓練には潜水士ら14人が参加した。
10㍍以上の強風が吹き白波が立ち5度前後の寒さという最悪のコンディションにも拘らず、転落事故が夜に発生したことを想定し訓練は行われた。
水深4㍍ある海中で行方不明者を捜索し、救助した人を岸壁で待機していた隊員が引き揚げていた。
今年はこれまで潜水士が出動する水難事故は発生していないが、消防では「いつでも出動できるよう有事に備えたい」としている。
27日夜には別の隊員が訓練を行う。