北船溜りなどで春漁向け船下し 16日からナマコ漁
春ナマコ漁などに向け、市内の各港で小型漁船の船下ろし作業が行われている。
4日に稚内で2年ぶり流氷初日が観測されたものの、この先、流氷群が稚内沖に流入してくる可能性は低いとして恵比須地区の北船溜まり、抜海両漁港で5日から船下ろし作業を始めた。
北船溜まり漁港では朝早くから冬の間、冬ごもりしていた小型漁船10隻余りが大型クレーン車で吊り上げられ港内に下ろされたあと漁船の乗組員が船上の除雪をし、漁具や計器など入念に点検していた。
16日から始まるナマコ漁を前に漁民は「流氷の影響もなく、豊漁になってほしい」と期待していた。
7日はノシャップの恵山泊漁港でも船下ろし作業が行われる。