昔日の名盤を聴く あすも開催 交声組曲わっかない
稚内市開基100年・市制30周年記念で制作されたレコード「交声組曲わっかない」の鑑賞会が27日から市立図書館で始まった。
主催者の和田智恵美さんが知人から譲り受けたレコードを多くの人に聞いてもらいたいと開いたもので、訪れた市民は市内の小中学生300人余りの合唱に聴き入った。
レコードには当時の発表会の合唱が収録され「創生わっかない」「こんぶとり」などいずれも稚内の情景が思い浮かぶ歌詞ばかりで、昨年の市民第九合唱に参加したという50代男性は「地元への思いが沢山詰まっていて素晴らしい作品ですね」と話していた。
当時、参加していた上勇知小中の和田浩校長も曲の楽譜を持って駆け付けていた。
予想以上の反響に和田さんは「レコードは稚内の財産。心に残る作品なので多くの人に聴きに来てもらいたい」と呼び掛けている。
28日も午前10時~午後6時まで開く。