再開向け会社設立 日ロ航路 補正予算案 資本金は全体で1000万円
市の本年度3月補正予算案は、一般会計8億6596万4000円追加。特別会計1億5604万8000円、企業会計5億1044万5000円ともに減額され、総体として1億9947万1000円増額された。
これにより本年度の予算は447億9084万8000円と前年度から3・6%減額した。
3月補正では、国の地方創生加速化交付金を活用した事業で、サハリン定期航路化推進事業1237万円、サハリン貿易振興事業1480万円を盛り込んだ。工藤市長は定期航路推進事業について近い将来、航路の再開に向けて民間を中心とした第3セクターによる北海道サハリン航路㈱(仮称)を3月中に設立することを明らかにした。資本金は民間が中心となり1000万円程度とし、市は250万円を負担する。
貿易振興事業については、稚内港の物流拡大のため民間が参入しやすいよう輸出に関わる経費などを支援していく―とした。
そのほか北宗谷地域外国人観光客周遊促進モデル推進事業322万円、マイナンバー制度運用に伴う情報セキュリティー強化対策事業1580万円など。