表教育長が「カーリング場は次の世代に必要」  市議会民文委で述べる

 市議会民生文教常任委員会は15日開かれ、大谷高跡地を利用した屋内スポーツ施設整備計画でのカーリング場の建設で表教育長は、冬のスポーツ振興と次代を担う子どもたちに必要な施設であることを強調した。
 委員会では各施設の計画概要が資料で提示され、既存施設の利用含めた多機能体育施設は、野球やサッカー、パークゴルフなどが出来る屋内運動場、弓道場など。新たに建設予定のカーリング場は5レーン、観客席200席を備える。これらの事業費全体は約18億円で、市の負担は約3億3000万円になるなどとした。
 その上で表教育長はカーリング場を含めた屋内スポーツ施設について、大谷高跡地が稚内の中心市街地で、カーリングや多機能の運動総合施設が出来るということは次の世代に残す施設として重要であると説明。これに対しカーリングの利用状況など市民ニーズを反映しているのか―などの伊藤、佐々木、中尾議員からの指摘に、表教育長は市長の公約とは別の立ち位置で教育委員会議で3年議論を重ね、冬季スポーツ振興の施設として必要であるとした。
 市側が全国大会の誘致可能な5レーンにするとの整備計画に、伊藤議員は「全国大会を誘致する必要があるのか」と指摘すると、表教育長は「屋内施設で全国大会が出来る所は国内で5、6カ所と少ないことから全国大会誘致に繋げられる。全国大会となればテレビ中継もあり、5レーンにすることで観光など将来を考える上で必要な規模である」と説明した。

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