季節外れの暖気流入 稚内地方 落雪によりケガ人も

屋根から落雪

 南からの暖気の影響で、12日の宗谷地方は各地で気温が上昇。稚内は朝から小雨が降り午前11時にはプラス3・6度まで上がった。
 今年一番の暖気が流れ込んだ12日の宗谷地方は殆んどの地点でプラス気温となり、宗谷岬1・4度、声問0・9度など管内11地点で今年の最高気温を更新し3月下旬~4月上旬並みとなった。
 この暖気によって道路ではアスファルトが見え、車が水しぶきを上げて走行。屋根からの落雪が目立ち、11日午後1時前、富岡地区で自宅周辺を除雪していた60代男性が、屋根からの落雪が体に当たって転倒し足の骨を折ったようで市立病院に搬送された。
 13日から氷雪の広場が開催される会場では市民雪像の1体が融け危険だとして12日朝、取り壊した。実行委の担当者は「完成度が高かっただけに残念」と話していた。
 13日午前中は雨の降り方が強まり、最高、最低気温ともにプラス5度前後と予想され、雪融けによる低い土地の浸水、屋根からの落雪などに注意が必要としている。
 写真は落雪で危険になった港5地区。

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