ノシャップ町内会館解体も問題が 高齢者には不便さも
昨年10月の爆弾低気圧で被害を受けたノシャップ町内会館の解体作業が始まった。3月22日までの工期で山田建業が請け負い、先ず内部の解体を進めている。
昭和50年に建設され40年が経った会館は元々、老朽化が進んでいたが、昨年10月の40㍍近い暴風で会館の壁が剥がれるなど被害を受け、市が全額負担し解体することになった。
現在、160人余りいる町内会の活動は役員会議などは科学館2階、行事などは北コミュニティーセンター(恵比須4)を使用することになっているが、駒井時雄町内会長は「敬老会などお年寄りが集まる行事をする北コミまでは距離があり、お年寄りは参加しづらい」と問題を口にする。
ノシャップ地区は防災拠点となる場所がなく、2週間ほど前にあった暴風雪では数時間だが停電し避難する場所もなかった。新たに会館を作ることが理想だが、年間を通しギリギリの町内会費では負担も大きく、それも難しいと話していた。