地域の人たちと協力し 坂本首席自然保護官が着任の抱負

坂本首席保護管

 環境省稚内自然保護官事務所の坂本真一首席自然保護官(50)は「地域の人たちと共に国立公園など守り育てていく活動に力を入れたい」などと着任の抱負を述べた。
 神奈川県鎌倉市出身の坂本さんは、千葉大学理学部卒業後、環境庁に奉職。西海、日光、阿寒国立公園などで自然保護官、宮内庁管理庭園課長補佐など歴任。前任は自然環境局総務課長補佐。
 稚内について豊かな自然を活かした人々の営みが見える場所だと話し、何度も仕事で来ている稚内だが、5年前に大沼でカモのフンから鳥インフルエンザが見つかった時は、東京から駆けつけ調査に携わった―と。
 国立公園の環境保全のほか、今は生物多様性保全の活動を積極的に進めており、礼文町の生き物の環境プロジェクトに関わり「礼文では地域皆でレブンアツモリソウなど希少植物を守る活動をしている。宗谷でもそのような活動のお手伝いをしたい」と述べた。
 趣味はカメラ。

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