時の話題「噛ます癖」
どうも悪い癖があり初対面の人には、特に取材先の人に噛ますところがある。先日、国の出先機関職員に一発噛ましてしまった。
過去には取材先で麻雀仲間でもあった某氏と話している中「また噛ましたの。悪い癖だな。少し大人になりなさいよ」と言われたほど噛ましてしまう。
病気は投薬など治療で治るものだが、癖はその人が天性持ったものであり直るものではない。
先日の職員さんには他意はないこと申し添えます。
天性のものとはいえ自分の心中を思うに、噛ますことで相手に警戒感など与え得なことはないのだが、自分勝手に楽しんでいるところがあり、つくづくどうもならん人間だと思っている。
仕事柄、噛まさなくても相手は警戒することが多く、敢えてする意味あるの?と自問自答するのだが、そうすることによって相手の表情を探り掴むことのできる筈がない心まで察してしまおうというのだから欲深い話ではある。
先日、上の孫と下の孫のたわいない遣り取りを見ていた。上の孫の攻撃に下の孫が鬼の形相をして反撃した様子に、小さいながらも自分の自尊心を傷つけられると「人間は鬼になるんだな」と改めて気付かされた。
顔形が違うように人の心はそれぞれ違い一律に推し量ることなど出来ない。家族など身内でさえそうなのだから他人様は到底無理な話である。しかし心中の近くには歩み寄れる筈であり、友人、会社の人間、取材先の人たち等々何かしらの疎通が出来るよう努めなければと思った次第。