5年ぶりハクガン 大沼 500羽に増えた中の1羽

ハクガン

 大沼で10日、日本への飛来が珍しいハクガンが1羽確認された。大沼へは平成22年以来5年ぶりになる。
 10日午前10時ころ、野鳥観察に訪れていた人が約500羽まで増えたハクチョウの中に混じって、羽を休めるハクガン1羽を発見した。
 バードハウス管理人の遠島幸吉さんによると、絶滅危惧種の中でも最も絶滅が危ぶまれているIAに分類されるハクガンは、全身がほぼ真っ白で、羽の先端が黒いのが特徴。アラスカやシベリアで繁殖し、殆どがその両地域南部で越冬するが、南下途中に群れから離れて日本に飛んでくるのもいる。
 大沼では平成6年と22年、そして今回と僅か3回しか確認されていない希少な鳥をバードウォッチングしようと、双眼鏡などで観察している市民の姿があった。

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