春になり労災増 稚内労基署 基本動作の再確認を

 稚内労基署は、3月末の労働災害発生状況をまとめた。
 3月は、道路貨物運送業3件、製造業2件漁業、林業各1件、その他の事業(学校2、社会福祉施設1、通信業1)4件の11件あった。製造業は2件とも水産食料品製造業であり、うち1件はスクリューコンベヤを作動させながら洗浄中、魚の残渣物を取り除こうとし手を入れたところ引き込まれ指を切断した。
 同署では、春を迎え産業活動の活発化と共に労災も増加した。機械を作動しての水産加工場での負傷は基本動作意識の欠如を指摘できる。ホタテ漁でも労災が発生しており安全教育への取り組みが望まれるとしている。
 3月末では19件(昨年同期17)発生。建設業は交通事故1件と、この5年間では最も少なかった。
 産業別内訳。
 ▽製造業 4件(同3)▽道路貨物運送4件(同1)▽林業 2件(同2)▽建設業 1件(同4)▽清掃業 1件(同2)▽商業 1件(同1)▽漁業 1件(同0)▽その他の事業 5件(同3)。

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