輸出に対して助成 定期航路利用促進協 貨物需要増企図し
稚内・コルサコフ定期航路利用促進協議会は4月から1年間、サハリンへの物流促進事業を実施する。
新規事業として行う物流促進事業(事業費300万円)は、稚内港を利用しサハリンへの輸出を考える企業、団体、個人に対し、経費の一部を助成することにより、他港から稚内港を経由することで日ロ定期フェリーの貨物需要活性化を図るもの。
対象は輸出に向けた手続きを自ら行い、稚内港からサハリンへ商品を輸出しようとする事業者又は個人。来年3月末までの期間にチャーター船、6月9日から運航が始まるサハリン航路でサハリンへの商品輸出に要する経費として1回5万円、一業者につき5回を限度として助成する。
事務局の市サハリン課は年間を通じた助成を行うことにより、稚内港から輸出可能な物の潜在的需要を知る機会になると話し、この助成金を活用した輸出拡大に期待を寄せている。