除雪量、全ての月で少なく 北風、雪雲を他地域へ
稚内の今冬11月~1月末までの降雪量は、238㌢と平年より148㌢も少なかった。
稚内地方気象台によると、今冬は全ての月で平年値を下回り、11月44㌢(平年53)、12月120㌢(同160)、1月74㌢(同173)。特に雪が少なかった1月は平均気温も平年に比べ1・8度高い氷点下2・9度。最高気温がプラスとなった日は12日間もあり、27日は4・3度まで上昇し雨も降った。
気象台は1月は冬型の気圧配置が続かず、この時期、吹くことが少ない北風により雪雲が宗谷まで北上せず留萌、札幌、道東方面を通過することが多かったため雪が少なかったのでは―と話していた。
2月の平年の降雪量は140㌢。昨冬は中旬にかけ積雪が50㌢以上に達した。
札幌管区気象台が発表した3月6日までの1カ月予報によると、日本海側で平年と同様に曇りや雪の日が多いとのことである。