議長専用車でない 黒塗り車は昨年度延べ112回使用
市議会は26日、本会議を開き、1億6471万1000円の補正予算、稚内市健康増進センター(温泉童夢)条例の一部を改正する条例など議案9件を原案通り可決。
道が定める公衆浴場入浴料金の改訂で、大人料金がこれまでの420円から440円に変更になったことに伴い、温泉童夢では12回と20回の回数券が11月1日から値上げされる。
入館料550円と入湯税50円を合わせた1回券600円は据え置かれるが、改訂により入湯税を含めた12回券が6000円から6240円、20回券が9600円から1万円に値上げされる。
本会議に続いて30日までの日程で決算特別委員会が始まり、昨年度一般会計などの審議が行われた。
総務費では車両購入費に関し地元紙で話題となった黒塗りの、議長専用車といわれた車両の納車時期、どの部署で利用されたのか、納車後の利用状況は―との稲垣議員の質問に、市側は昨年8月2日に納車、1番先に利用したのは副市長の根室への出張で、その後は年度末まで延べ112日間使用した。うち理事者などの公務で17日間、来客対応で2日間、議会関係で93日間使用した―と説明した。
この車両は議長または議会専用車といわれるものではないのか―との再質問に、昨年度同様、今年も様々な公務で使用しており、決して限られた部署の専用車両ではない―と答えていた。