時の話題「女性の手の平で」

 昨日、取材する前の10分ほどテレビを見ると女性とその子どもの引きこもりについてやっており、目を止め聞き入った。番組の前後は分からないが子どもが引きこもりになり、女性も続いてしまうようなことを出演者が言っていた。メール、FAXなどの反響は引きも切らず「引きこもっても生活できるから幸せ」「母子家庭の我が身は生活するために仕事をしなければならない」などと同情というより非難する声が、その10分間では多かった。
 離婚ということでは北海道の割合は高く、稚内も低くはない。昔は離婚したことなど隠し夜の世界に生活の糧を求める女性が多かったが、今の女性は「子どもを母に預け働いています」とあっけらかんとしている。
 結婚し一生添い遂げるというケースは若い夫婦ほど少ないようで互いに何かあると躊躇なく別れる女性が多く、離婚後も一見逞しく生活しているようだが、このようなテレビを見ると、女性の場合、大変なケースがあるのだなとつくづく思った。
 50、60代の熟年離婚が増えているそうだが、数から言うと若い夫婦の比でないだろう。自分の妻を見ていると我慢している様子が窺うことができ改めて男っていうのは勝手な生き物とは思う。
 女性の社会進出に伴い男女雇用の機会均等が法制化され男女の隔てがなくなっているとはいえ、日本は男社会であり、離婚し昼間の職業で働くとなると、男に比べ給料安いなど待遇面でも女性にとって納得しかねることがあるだろう。
 銀行やデパートの応待は女性の方が我々無骨な男より感じがよく、家庭でも妻の他に女の子がいると雰囲気はかなり変わるもので女性は清涼剤のような役割もしている。
 筆者はフェミニスト、女性に甘い男ではないものの、普段からつくづく感ずることがある。女の妻の掌で男が踊っていることを。
 現実には孫は全て妻に付いている。

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