国や道に支援要請 市議会 日ロ定期航路で市長

 9月市議会は22日から一般質問に入り、稲垣、渋谷、鈴木茂の3議員が質問に立った。
 稲垣議員(政友会・無所属クラブ)のサハリン航路を運航する運航会社が平成28年度以降、航路の撤退を検討していることをどう受け止めているのか―との質問に、市長は航路に関し昨年、事業者側と協議した際、航路が赤字で撤退の可能性に触れていたが、市として航路が重要であることを改めて訴え、今後の運航計画に向けてこれまでと変わらないスタンスで臨みたいと答えた。
 航路継続に向けての考え―との質問には、稚内だけでなくサハリン、北海道の発展に大きな役割がある。その港を有するマチとして国や道に対しこれまで以上に航路の重要性と支援を訴えていくとともに、運航継続してもらえるよう働きかけをしていく―とした。
 運航会社と行政の夫々のトップが早急に協議の場を設けるべき―との再質問に、市長はこれまでも協議しているがスピード感や危機感を持って対応していく―と答えた。
 防災対策強化の質問の中で、稲垣議員が国が公表した日本海側地震での津波の高さの予想値について、稚内は1分以内に8・2㍍の津波が来るとのことに、市長は今後は新たに道が示す予測図を基に対策強化していくとした。

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