大沼に早くも白鳥飛来 10月11日には白鳥祭り開催
声問の大沼に早くもシベリアから冬の使者ハクチョウが姿を見せた。過去6年間で最も早い先発隊の到着だ。
昨年より2週間ほど早い16日午前8時過ぎ、第一陣のコハクチョウ2羽が確認された。シベリアなどでの気温が下がったため大沼に移動してきたのでは―という管理人の遠島幸吉さんは「15日は沼川で1・6度まで下がったので、もしかしたらと思っていたが」と話していた。
遠島さんが記録を残している6年間の中で、これまで平成22年9月26日が最も早い飛来だったが今年はそれよりも10日早い。
2羽はバードハウスから左側約300㍍離れた水門近くにおり、ハウス近くに寄るのは1、2週間後の群れが多くなってからだという。
飛来のピークは10月上旬以降と予想され、その数は3000羽余りまで増える。それに合わせて春は沼の氷が融けるのが遅かったことなどで見合わせた「大沼白鳥まつり」が10月11日、開催されることが決まった。
このイベントでは東京の劇団が野鳥に因んだ劇を野外ステージで披露。ほかにも野鳥クイズ、屋台など催す。