サケ遡上を防ぐ柵 稚内市が2河川に設置
大黒、末広地区などを流れるチララウスナイ川河口に、サケの遡上を防ぐ柵が設置された。
5年以上前からサケの遡上する姿が見られるようになったチララウスナイ川だが、ここ数年は9月に入ると100匹を超える群れが遡上するようになり、途中で息絶えた死骸の悪臭が問題化するようになったことで市が設置している。
昨年は柵を設置してから1カ月後、海が荒れ水位が上がったことにより柵上部の空いたスペースから川に進入した反省を踏まえ、今年は水位が上がっても進入できないよう柵だけでなくネットも使い全面を覆う対策を講じた。
同川よりも遡上する数が多い宝来地区を流れるトベンナイ川にも柵を設置するが、河口付近はシケなどで流れ着いた土砂やコンブなどがあり、それを取り除いてから作業を始めるという。