中学生野球チーム誕生 「宗谷ベースボールクラブ」
管内で初めて中学生を対象とした野球のクラブチーム「宗谷ベースボールクラブ」(市川裕幸監督)が誕生し、初練習が3日夜、大沼球場で行われた。
少子化の影響で野球人口が減少している中、学校単独でのチーム作りが難しく、野球をやりたくてもできない子ども達がいることから、元高校球児だった市川監督(39)が中心となり野球ができる環境と、学校に野球部がある子ども達でも部活動とは違った練習を経験してもらい、技術向上を含めた管内野球のレベル向上につながれば―と、今月1日、同クラブが設立された。
稚内だけでなく猿払、幌延からも参加し部員は中学1、2年生で18人となり、3日夜の初練習では18人全員が集まり、ノックなどの守備練習に汗を流した。
今後の活動は大沼、若葉台両球場や市内中学校などで週2回の練習を予定しており、市川監督は「学校とは違ったメンバーと練習することで選手同士の刺激となり、沢山の野球経験を積めるので今後の部活動や野球人生に活かしてほしい」と話していた。