鎮魂と平和の祈り 宗谷岬平和公園 平和の日記念式
乗客・乗員269人全員が犠牲になった大韓航空機撃墜事件から31年が経った1日、市など主催の稚内市子育て平和の日記念式典が宗谷岬平和公園で開かれ、参列した関係者が犠牲者の御霊に敬けんな祈りを捧げ改めて恒久平和を誓った。
遺族や市内の児童生徒ら200人の参列者を前に、工藤市長が「衝撃的な事件を風化させないためにも今も世界各地で発生している不条理な出来事に対して国境に有している我が街だからこそNOを発信していきたい」、遺族を代表して宮崎県在住の岡井仁子さんは「皆さんが平和な世界を望むことはとても大事だが、望むだけではなく小さなことでもいいので行動を起こし、それを長く続けていくことが大事なので自分に何ができるか考えて是非行動を起こしてほしい」と挨拶。引き続き、市連Pの松下睦子さんが子育て平和都市宣言、稚内市小中学校校長会長の鎌田東小校長が子育て平和の意義を述べたあと、稚中2年多田尚斗君ら市内の児童生徒6人が平和への決意を表明し祈りの塔の鐘を鐘打した。