時の話題 「とりとめなく」

 1年を締めくくる師走といえば官庁も民間も何かと忙しい。昔は借金の取り立て、逆に取り立てから逃げるなど悲しくもあり、どこかとぼけた世相があったものだが、現代人は見た目には何も心配事が無いかのように映るから不思議だ。
 コロナでの雇用契約切れは寡婦(シングルマザー)世帯など弱い者にしわ寄せが行き社会福祉協議会などの生活資金借り入れが大幅に増えているという。
 民間はどこもほぼ塗炭の苦しみを舐めているというのに呑気なのは定額の給与が当たる官庁の職員であり、誰かさんの決まり文句のよう「国民に寄り添う」が常套文句だ。
 金は天下の回り物などとほざいてみても、お金が無い所には回ってさえ来ない。働かざる者食うべからずと言うが、働く所なく収入が無ければ借金をするか、生活保護を受給するしかない。
 小欄などで相身互いの助け合う心持が大切などと書くも世の中はそんな生易しいものでなく、誰もがコロナで打ちのめされる現状では自分の身が窮地に立たされ他人に施す余裕などない。
 そう言っても赤い羽根、歳末たすけあい募金は行われており、我々一般市民は多額は寄付できないものの、幾らか貧者の一灯はでき塵も積もれば山となる式の実績は残せる。
 我々の生活は楽ではないものの例えば社会保険料を払う対価として医療費の3分の1で出費を抑えられるという国民皆保険の果実を受け取ることができ、アメリカナイズされても日本独特の福祉があり、日本に生まれた幸せの享受がこれからも続くこと願っている。

コメントを残す

次の記事

天北堆