中央水産が大賞に 北海道主催 新技術・新製品開発賞

 道の本年度北海道新技術・新製品開発賞の食品部門で、中央水産(中陳大樹社長)が今春から販売している「蛸と昆布のアヒージョ」が大賞に輝いた。
 道は、平成10年度から技術促進などのため中小企業が開発した新製品・新技術に対する表彰を行っている。今回は全道から推薦・自薦があった13品がエントリーされ、中央水産が栄冠に輝いた。管内では平成25年以来2度目の受賞。
 中央水産では新たな販路開拓などのため、令和元年から新ブランド「中一コレクション」を立ち上げ、新商品の第一弾としてキャンプ愛好家でもある中陳社長が、アウトドアでも加熱するだけで簡単に調理できるアヒージョを考案。宗谷のミズダコと利尻昆布という地元食材を使って試作を重ね、パッケージには日本最北端の地の碑をデザイン。商品は1年半かけて完成し、札幌のアウトドア用品店などで販売されている。
 中陳社長は「稚内といえばこれだという特産品にしたいとの願いを込め開発に当たりました」とし、受賞に当たっては「大賞に選ばれるとは思わず素直に嬉しい。開発に携わった従業員も喜んでおり、これを励みに商品開発に努めます」と話していた。

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