時の話題 「大都会の虐実」

 稚内は風の強い街で暴風は慣れっこなのだが、大雨になると5年前の大黒など南地区の川が氾濫し国道40号が冠水するという事態を思い起こすなど市民の警戒感は強い。
 山際にある小社の社屋も鉄砲水の被害に遭いそうになるなど危険が付きまとう。と言っても阿武隈川(福島県)や球磨川(熊本県)などのよう洪水になるような事態にも至らず稚内は自然災害という観点からは被害は甚だしく小さい。
 週末に暴風、大雨警報発表されるも何事もなく時が過ぎ警報は解除された。
 昨日の日曜日、午後から雨になるというので午前中、若葉公園の方に散歩に出掛けると野球とサッカーの少年団が練習していた。強い風が吹く中、サッカーはバックスをかわしてのシュート練習、野球は実戦形式でやっていたが、指導者ともども直向きな様子には「いつか野球選手に、サッカー選手に」という子どもらしい夢を持つ姿に、自らの少年時代の記憶も蘇った。
 子どもの頃、夢や大志を抱くのは人として成長する過程の重要なファクターであり、それはスポーツだけでなく勉強にも欠かせず、良い学校に入り一流処に入るという願いも否定するものでない。
 日本は太平洋戦争という惨禍を通して平和的な民主主義社会の構築と経済の発展という目標に向かってひた走ってきた。この方向性に間違いはなかったと個人的には思っているが、現実は大都会ほど貧富の差が拡大している。東京など大都市に散りばめられた虚実に踊らされている現実を直視すること忘れてはいけない。

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