時の話題 「矛盾満ちた社会」

 小紙は一昨日が2万300号だった。昨年9月18日に2万号を達成しているので以来1年間では300回に満たない発行となる。日曜に加え祝日も休刊しているので365日を分母とすると発行率は82%ほどになる。
 差し引いた18%が休刊日ということになるのだが、今や週休2日制が当たり前の御時世では休みは多い方でなく、とりわけ記者職は休日ほど行事があるので一時とはいえ制約される。正月休み、GW以外は働き尽くめでこれじゃ募集しても応募がない訳である。
 新規高卒者など若者の就職先に求める条件は休みを取れるかであるそうだ。給料は二の次である。この志向は顕著になっており幾ら給料が良くても週休2日制と有給休暇が取れないような企業は若者にとって対象外となり外方を向かれる。
 回顧するにレールから外れた筆者は兎に角雇ってくれる所があれば御の字で、それ以上の欲求は無かったと言えば嘘になるが、当たらずといえど贅沢は概して望まなかった。若いうちからカネを持ち不自由ない生活をしていたのは極く僅かで、他の人間は必死だった。
 就職し年数が経つにつれ給料が上がり、それなりの生活をできるようになったが、今や日本の雇用形態は非正規が4割を占めるようになりコロナ禍のような不意打ちを食らうと飯の食いっぱぐれに遭ってしまう。
 昨年2月からのコロナ禍で国内死者数は1万7525人(27日午後8時現在)数えているが、生活が困窮し亡くなった方だって少なくなかろう。
 全くもって矛盾に満ちた世の中である。

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