時の話題 「万策尽きて」

 菅総理が自民党総裁選に出馬せず今月末の任期をもって退陣することを表明した。あっと驚く退任表明で政界に激震が走った。
 安倍前総理の持病悪化での辞任受け行われた総裁選は党人派の二階幹事長のイの一番での支持表明受け雪崩打ち総裁・総理の座を得た菅氏はコロナ感染拡大との闘いはあったが肝心要の選挙で負け続け、地元の横浜市長選でも閣僚を辞し立候補した小此木八郎氏を強烈にプッシュしたのにも敗れ、その権威は地に墜ちてしまった。
 失地挽回期し試みようとした総裁選前の衆院解散も自民党役員の刷新も盟友とも言える二階氏の幹事長辞任だけは了承してもらうも二階氏の後任と目された河野太郎氏、石破茂氏らにことごとく固辞され、起死回生の手を打てない死に体となり自ら退陣を表明したというのが百%当らずと言えど真相のようだ。
 この過程で見えたのは二階氏の男気でありそれまで「権力に固執する爺だな」と人間的にも好感持てなかったが、政党を歩き渡り数多くの経験をしてきただけに懐の深さがあり尊崇に値する翁(82歳)であること垣間見た思いがした。立派な方であり我が十二区の武部新衆議が心酔するに足る政治家なのを改めて知った。
 後継総裁には既に立候補表明した岸田文雄氏のほか、河野氏、石破氏、安倍前総理が支持表明した高市早苗氏など数人が乱立する選挙戦になるようだ。
 雲の上のコップの中の争いとは言え、日本と国民の命運握る総裁選である。1年で退陣するような資格に足らないトップを選んではならない。

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