世界の恒久平和願い 平和祈念の灯 ドーム内などに灯籠158基設置

 乗客・乗員269人全員が犠牲になった大韓航空機撃墜事件から38年が経った1日夜、第16回稚内市子育て平和祈念の灯が北防波堤ドーム内などに灯され犠牲者の御霊を供養し世界の恒久平和を祈念した。
 ドーム内での式典はコロナ感染防止のため昨年と同様に今年も参加者を限定し規模を縮小して行われ、参加した実行委や関係者ら50人余りを前に、工藤市長は「平和祈念の灯を通じて、皆さんと一緒に平和を大切にする心に灯をともし続けていきたい」などと挨拶。加藤良平実行委員長が7月9日に亡くなった前実行委員長の田中俊美さんに触れ「平和の灯の先頭に立って奮闘された田中さんの志を受け継ぎ、この事業を益々発展させていきたい」と述べ、事件で2歳の時に32歳だった父が犠牲となった山口真史さんのメッセージ「稚内に行くことは叶いませんでしたが、遠く関西から祈りを捧げます」が代読された。
 このあと、参加者全員でドーム内に設置した100基と市役所前庭の50基、市内4つの活動拠点センター前に各2基の158基の灯籠に火を灯し世界の恒久平和を願っていた。

平和願って鐘打つ 子育て平和の日 宗谷岬公園で記念式

 市、稚内市子育て推進協議会など主催の第34回稚内市子育て平和の日記念式典が1日、宗谷岬公園で開かれ、参列者111人が大韓航空機撃墜事件の犠牲者の冥福を祈った。
 コロナ禍で昨年に続き遺族会の参列は叶わなかったが、参列した市民らを前に工藤市長は「コロナの影響で遺族会の皆さんはやむを得ず欠席されました。平和を大事にする姿勢を貫き、子供たちの健やかな成長を求める気持ちを持ち続けることが市民にとっての財産であると心から信じています」と挨拶した。
 髙垣みどり稚内市連P子育て委員長の子育て平和都市宣言朗読に続き、児童生徒代表の6人が平和への決意表明をした。
 参列者は世界平和の鐘、子育て平和の鐘を鐘打し平和な世界になるよう願った。

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