紅灯街、閑散とし 緊急事態宣言3回目 タクシー運転手から悲鳴

 新型コロナ感染拡大による緊急事態宣言が発令された27日夜、居酒屋やスナックなどが軒を連ねる夜の繁華街は人通り少なく閑散としていた。
 宣言の発令により道から時短営業が要請されたことを受け、大黒のオレンジ通りでは午後8時まで営業している店は何軒かあったがシャッターを下ろしたままのスナックなども多くあり、店先に宣言期間の9月12日まで休業を知らせる貼り紙をしている店もあった。
 午後8時まで営業していた店の前で客待ちしていた60代のタクシー運転手は「お盆が終わったこの時期は旅行者も少なくなるが、宣言の発令で稚内の人も外に出ていない。一番稼ぎ時の金曜日なのに歩いている人も少なく収入が減り、この先が心配だ」と溜め息を漏らし、別の運転手は「宣言が出ると午後8時以降は何処に行っても客がいない。売上も少なく生活が苦しい。休業要請が出ている飲食店などには支援金が出ているが、タクシー業界にも何か支援策を考えてほしい」と訴えていた。

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