今度こそ金メダル パラ自転車藤田選手 オンラインで市長ら激励

 東京パラリンピック自転車競技に出場する稚内出身の藤田征樹選手(36)=藤建設=の激励会が11日午後、市正庁であり、自宅がある茨城県土浦市からリモートで参加した藤田選手は「自分を応援してくれる家族、地元稚内の皆さんのお陰で出場することができます。優勝を目指したい」などと4度目のパラ大会への意気込みを語った。
 藤田選手は2008年北京、12年ロンドン16年リオデジャネイロのパラリンピック3大会で銀3つ、銅2つのメダルを獲得している。
 激励会で工藤市長は「多くの市民と共に応援しています。悔いが残らず満足いく大会になることを願っています」とエールを送り、藤田選手は「優勝を目指します。競技までの残り2週間、しっかり準備し稚内の皆さんに良い結果、良いニュースが届けられるようベストパフォーマンスで全力を尽くします」と語った。
 このあとの記者会見でコロナ禍で1年延期になったことなど自国開催の思いについて「国内や海外の大会が延期・中止となりましたが、モチベーションを落とすことなくトレーニングを続けて来ました。日本で行うことで皆さんに注目され多くの声援を受け走ることを胸に刻んでコンディションをしっかり整え全力を尽くしたい」と力を込めた。
 激励会では藤田選手を応援するため稚内市から奨励金50万円、稚内スポーツ振興協賛会から10万円が父親の幸洋さんに贈呈された。
 4つの種目に出場する予定の藤田選手は今月26日に最初のトラック種目に臨む。

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