商工会議所の中田会頭ら13人が世界最大の蓄電池施設など精力的に視察 

 稚内商工会議所の中田会頭らは4日午後、北豊富地区で工事が進む世界最大クラスの蓄電池設備など関連3施設の建設現場を視察した。
 中田会頭や今村副会頭、達専務理事ら議員と事務局含め13人は2班に分かれ、風力発電事業最大手のユーラスエナジーホールディングス(東京)などが出資する北海道北部電力送電㈱の北部風力送電事業として、不安定な風力発電から安定した電力を供給させるべく720万㍋㍗という膨大な電力を蓄えることができ2023年4月1日の供用開始を予定している蓄電池施設を皮切りに、風力で発電した電力を蓄電池に充電し電圧を調整して配電する変電所、そして地上からブレード(羽根)を含め頂上まで高さ140㍍以上ある世界最大クラスの風車が31基整備される芦川ウインドファームの工事現場を精力的に視察した。
 2018年7月から着工し現在、進捗率70%まで進んだ蓄電池施設では、大手自動車会社製造の電気自動車1万8000台分の電力を賄えるほか、基礎工事が進む芦川ウインドファームでは、来年春から支柱やブレードなど風車部品が中国から稚内港に運ばれ、工事が本格化することなどを現場代理人から説明を聞いた。
 3施設の視察を終え中田会頭は「世界一ともいえる規模の施設を身近に見られ改めて驚きました。これから送電網や蓄電池などが稚内のために役立つことを期待しています」と感想を述べていた。

北豊富にある蓄電池設備の視察

北豊富変電所設備の視察

芦川ウインドファームの視察

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