シベリアからの煙霧観測 山火事の煙流れ着く

 ロシア・東シベリアで発生している大規模な山火事の煙が上空の風に乗って稚内まで流れてきたと見られ、稚内地方気象台は21日、空気中に乾いた微粒子が滞留して視界がかすむ「煙霧」を観測した。
 ネットニュースなどによると、稚内から北東2000㌔先のシベリアで18日、大規模な森林火災が発生。1日で東京23区の1・6倍の1000平方㌔を焼き尽くし、鎮火には至っていない。
 この火災による煙が風に乗って稚内に到達したと見られ、気象台が午前9時過ぎ、煙霧を観測した。視界が2・9~4㌔まで落ちている。
 21日午前、稚内公園から見た市街地は白くかすみかかった状態となり、公園内を散歩していた市民は「朝から目が痛い」「鼻がむずむずしてかゆい」「昨日の夜からキナ臭い匂いがした」などと話していた。

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