時の話題 「緊急宣言解除へ」

 沖縄県を除き東京都や北海道など9都道府県に発出されていた新型コロナウイルス感染の緊急事態宣言は20日で解かれるようだ。
 以前「天北堆」で北海道と沖縄は緊急宣言が2週間ほど延長されるのでは―と予想したが外れてしまった。北海道、とりわけ札幌の感染者が急激に減っていることから緊急宣言が解除されるのだろうが、まん延防止等重点措置の規制は札幌など特定警戒区域に敷かれるようで、稚内としては札幌との往来自粛は厳としてやって行かなければならない。
 一時、散発的だが感染者が出て市立稚内病院への入院患者は20人近くにまでなり全30床の6割を超え医療スタッフ、市幹部とも危機感を共有したが、現段階は一桁に入院患者が減りホッとしているだろう。
 北海道の緊急事態宣言は5月16日、同30日までの2週間の期間で発出され、6月20日まで延期されていた。
 結局、1カ月以上にも亘る緊急宣言下、当初は感染者が減少せず全道民の焦燥感募ったが、この10日ほどワクチン接種が始まったこともあって感染の収束傾向が顕著になり宣言解除に至る訳だが、感染は収まっておらず、我々は十分注意し生活しなければならない。
 飲食業や宿泊など痛手を被っている業界にとって宣言解除によって幾らか安堵感が出るも茨の道は未だ未だ続き、これからが正念場となろう。元々、多くの資金を持つわけでなく脆弱な経営体力なので日銭が入らないという事は廃業に繋がる。
 市民も協力するだろうから何とか持ち堪えてほしい。業界の灯を消してはいけない。

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