時の話題 「一生について」

 今週は「政治家について」から始まり「組織について」「経済について」「勤勉について」と「について特集」の最後に表題の通り一生、つまり人生について思う処を書かせていただく。
 古希が近づく年となりつらつら思うのは年月の流れの速さだ。振り返るとアッという間のような錯覚さえ覚えるが実のところ山あり谷ありで平坦でない。
 自らの事を回顧すると高校時代に挫折を味わい悶々としたが大学時代含め10年間の東京生活は人生の転機となった。故郷に戻り最初は損害保険会社のセールスマンをしたものの、成績上がらずプレス社の門を叩いたところ故前田彰社長から「明日から来い」。それから40年近くが経った。
 記者現役の頃は他人の意を介さず取材する言ってみれば猛烈社員だった。軋轢絶えなかったが不思議と仕事を辞めようとは一度も考えたことなかった。人に支えられ充実した記者時代だった。
 男として最も大事な事は仕事は面白くなければならないということだ。糊口のため仕方なくではなく、自ら望む積極性が必要で、性格や仕事の内容はあるものの、受け身の姿勢を持たず能動的に仕事に立ち向かうことが肝所になる。
 自分史に戻るが筆者はプレス社の募集に応募したのでなく自ら門を叩き「雇って下さい」と申し出た。
 地方都市に住んでいると波風立てず穏やかに人生を送ればいいと考えがちだが、この思案がちょっとした落し穴になる。人の一生に波風立たないことはないという言葉を読者の皆さんにお伝えし「について」シリーズを終える。

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