時の話題 「愛想が尽きる」

 コロナ禍のため好きな麻雀を控えている。麻雀には1・4・7、2・5・8、3・6・9と筋があり、筋通りでないと引っ掛けということになり、見事その引っ掛けの思う壺になって振り込んだ人は臍をかむ。
 のっけから不謹慎な事例を示したのは東京五輪のこれまでの不祥事経緯から開催が無理筋なのに開催しようとこの期に及んでも画策しているからである。
 何回、穴待ちの引っ掛けにかかっているのか。エンブレム募集では盗窃問題、東京の招致決定までの不適切な支出、森喜朗五輪実行委員会会長の辞任劇等々枚挙に暇が無い。
 開催に止めを刺すのは現下のコロナのリバウンド(感染再拡大)になろう。五輪開催まで4カ月を切る現況での開催は正に無理筋な話である。
 それにしてもコビット君(コロナウイルスのこと)は手強い。沈静化に向かうかと信じていたところ新たに仲間(変異種)を誘い入れ人間の目論見をなし崩しにしてしまう。大阪など関西圏などでの新規感染者の千人に迫ろうかという増加にはたじろいでいる。
 ワクチンがウイルス退治の伝家の宝刀視されているが、自力でのワクチン製造能力を有しない我が国では欧米からの輸入が頼りというのでは覚束ない。現実、国内入荷量は全くもって少なく筆者など高齢者への接種も何時になることやら。
 コロナ禍でつらつら感ずるのは日本という国の総体的国力の低下である。いい事ばかり言う政治家、そして東大出の官僚のお粗末さには愛想を尽かしている。ここに来て歪みが噴き出している。

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