対策し安心な宗谷 辻井振興局局長が着任会見

 宗谷総合振興局長に着任した辻井宏文氏(54)が8日、会見し「地域住民の方々が安全安心に暮らしていけるよう、産業の発展、人口減による課題解決に向けしっかりと取り組んで参りたい」と抱負を述べた。
 辻井氏は小樽出身。平成元年に北大経済学部を卒業したのち民間企業を経て平成2年に道に奉職。総務部財政局財政課主査、総務省自治財政局地域企業経営企画室課長補佐、総務部危機対策局長など歴任。前任は水産林務部次長。
 初めての宗谷での勤務に「雄大な美しい自然が広がり、海産など特産品、風力による再生エネルギーが豊富な印象です」と話した。
 自然災害対策に当たった経験から、平成28年秋に発生した宗谷管内での大雨、平成30年の胆振東部地震を振り返り「宗谷は離島があり、陸続きとは対策が異なるため、しっかりとした防災対策を構築していきたい」とし、昨年から続くコロナ禍では「対策は勿論、ワクチン接種などの取り組みをしていきたい」と話していた。
 趣味は旅行だが、過去5年ほど旅行が出来ていないことから「宗谷は初めてということでワクワクしている。管内を隈なく回り、食を楽しみたい」と話していた。

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