時の話題 「大震災から10年⑵」

 10年経っても福島第一原発に近い町村では立ち入り制限が続いている。放射線量の数値が高く規制するのは政府として当然の措置だとしても長年住んでいた人々にとって故郷に住めないというのは耐えがたい事であろう。
 原発から洩れた放射線は発電所から北西方向に流れていたのに直隠しにした当時の政府(民主党政権)の罪は重い。その時の官房長官が現在立憲民主党代表の枝野氏であり、ひゃあひゃあと嘘を述べ避難した住民を放射能汚染の危機に晒した。役回りとはいえ真実を語らなかった彼には以前、小欄か「天北堆」で書いたが大いなる不信感がある。
 ほかにも最近明らかになった事だが、放射能汚染は第一原発近隣どころか東京など首都圏にも拡大する予測があり、政府は官邸機能を250㌔ほど離れた土地に持って行こうとする計画もあったのだというから驚きだ。
 真実を国民に開示することなく、自民党政権に代わってからは「福島復興こそ日本復興」などと大見栄を切り、安倍前総理に至っては「原発の心配はないので五輪を東京に」と嘘八百並べるプレゼンをし東京五輪招致するに至った事に、懐疑的な国民はいるだろう。筆者もその一人だ。
 避難生活している人は今でも3万6千人いる。帰りたくても故郷は無く断腸の思いで故郷を捨てた人達がいるのは確かなことなのだが、福島の復興なくしては、今、コロナ終息なくして日本復興はないに置き換えられている。
 コロナは終息するだろうが、被災地復興は計画が10年延長されたよう生半可ではない。

コメントを残す

次の記事

天北堆