復興、程遠い状況 高レベル放射性廃棄物施設誘致反対市民の会が震災10周年DVD上映

 高レベル放射性廃棄物施設誘致反対稚内市民の会は7日、東地区活動拠点センターで3・11東日本大震災10周年DVD上映会を開き参加者が被災地に想いを馳せていた。
 コロナ禍のため検温やソーシャルディスタンスを保つなど対策し開かれた上映会には市民ら50人が参加した。
 参加者を前に、田中剛副会長が「事故当時や現在の福島の状況を知り、これから原発はどうあるべきか考える機会にしてほしい」と挨拶。続いて「福島のことを知ってほしい」と題したDVDが上映された。
 福島原発の影響を受けている飯館村、浪江町などの住民7人にスポットを当てたインタビュー映像では、放射能の影響があるにも拘らず、認定こども園やスポーツ公園のリフォームなど、子供を呼び戻している状況を見てきた住民から「若い人達はここに来るべきではない。国や村は被ばくのリスクを一切語っていない」、7年間に亘り放射線量を計っている住民は復興五輪として福島からスタートする聖火リレーについて「リレーの様子が報道されることで福島が復興したかのような印象を国は広めようとしているが、とんでもない間違いだ」などと復興とは程遠い現状を語った。
 上映会を終え、市民の一人は「多くの人が原発事故による影響を受けていると改めて感じた。何年経とうと変わらない場所もあり、原発について考えるべきだと感じた」と話していた。

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