宗谷ファミリーホーム今月いっぱいで閉所 岡谷理事長が感謝の言葉

 平成22年から11年間に亘り、宝来4の住宅で運営してきた小規模住宅型児童養護施設宗谷ファミリーホーム(岡谷繁勝理事長)は3月末で閉所する。事業立ち上げから子供たちの養育に奮闘してきた岡谷さんは「数え切れないほどの苦労はあったが、地域の人達が沢山支えてくれた。本当に感謝しています」と閉所にあたり語った。
 平成21年、市内で男児が虐待死した凄惨な事件を機に岡谷さんらが道庁に掛け合った結果、翌年の平成22年には民家の土地と家屋の寄贈を受けホームを開設した。今いる中学生1人、高校生3人を含む17人と、一時保護児童55人の養育を担ってきたが、今年4月から養育者の条件が厳しくなり人材確保が難しいことに加え、建物の老朽化が目立つことから事業廃止を決めた。
 11年間、運営に携わった岡谷さんは「児童相談所の要請により、急な乳幼児の受け入れなど、現場の苦労は想像を絶するもの」と苦労話をする一方、「町内会や花火大会などのイベント、参観日に行くなど、家族のように接することができ、役目は果たしてきたとの自負はある」と話していた。
 運営するにあたり、地域住民から沢山の支援品や送迎の手伝いなどしてくれたことに対し「皆さん良い人ばかり。本当にお世話になりました」と感謝していた。
 また、稚内市での児相の在り方に対し「稚内には旭川児童相談所の分室があるが、様々な選択を迫られる際には旭川の方で判断するため遅れる。設立当初から提案しているが、稚内児童相談所の開所を強く求めたい」と思いの丈を語った。

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