3.11後の海洋環境紹介 科学館で巡回パネル展

 東日本大震災の発生から10年の節目を迎える前に、青少年科学館で全国科学館連携協議会の巡回展「海と生きものとわたしたち~3・11からの復興をめざして」が開かれている。
 東日本大震災が発生した2011年3月11日以降、海洋環境がどのように変化したかを海洋研究者たちが調査した成果を写真やイラストで紹介している。
 巨大な津波によって日本全体で排出される年間10分の1のゴミが流出し、7割が海底へと沈み漁業に影響を与えていること、ウニが大量発生し、海藻を食べ尽くしたことで磯焼けが起こり生態系に大打撃を与えた様子など紹介している。
 谷原館長は「震災から10年の節目を迎えるにあたり今一度、復興への思いを強め、風化させないために多くの方々に見て頂きたい」と来館を薦めている。
 3月末まで。

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